妄想企画「お茶にごす。全30巻」Part.26 (中学時代の回想)

拍手、コメント、ありがとうございます~^^

今日はこのブログでのこっそり企画、「妄想お茶にごす。全30巻」に、だいちさんからお寄せいただきましたショートストーリーの紹介です。
今回は、先日いただきました、妄想20巻のまークンと山田の中学時代の思い出話です。
だいちさん、今週もありがとうございました!

☆だいちさんのサイトでも、こちらにご投稿いただいたものをまとめたコーナーができました!
妄想「お茶にごす。」作品選(2年)
http://homepage2.nifty.com/ff7dfc/page095.html
ご興味ある方はぜひご覧になってください~!

以下、だいちさんからのご投稿です^^
↓「続きを読む」をクリック
<背景>
雅矢と山田の中学時代の回想物語。
それは中学2年の夏、2人の柔道の稽古の帰り道に始まる。
夕暮れの帰り道、雅矢と山田は道場の先輩たちに待ち伏せ
されていた。
相手は総勢8人…全く人気のない場所だった。


―――――――――――――――――――――――――――――――――


険悪な顔をした集団に取り囲まれた雅矢と山田。
彼らのリーダー格の勝原とかいう男が、雅矢を睨みつけながら
詰問する。

「オマエ、道場に入って間もないのに、道場の中学生代表に
 選ばれたそうじゃねーか。
 2年のくせに、3年のオレの弟を差し置いて…な。」

高校2年の勝原には中学3年の弟がいて、やはり同じ道場で
柔道を学んでいたのだ。
彼の背後に隠れるようにして、当の弟もこちらにチラチラと
目線を送っている。

「しょーがねぇだろ。そいつ、ヤーマダより弱いんだから。」

無表情な雅矢が淡々と事実を述べた。

「…ヤな言い方するなよ。」

雅矢の言い草に、山田が独り言のように不満を言う。
しかし、それを聞いた勝原の表情がさらに険しくなった。

「じゃあ、オマエ、相当強いんだな。
 一つ、ここはオレにも稽古をつけてもらおうじゃねぇか。」

「別にいいけど。」

無表情な顔で雅矢が簡単に承諾する。

「ウハハハハッ!! じゃあ、よろしく頼むぜ。」

勝原が嫌な表情で高笑いをした。

「始め!」

フヒヒヒヒ…強いといっても所詮は中学2年、
高校生で有段者のオレの敵じゃねえ。
思い切り投げまくって痛めつけてやるぜ!

慢心した勝原は雅矢に無造作に掴みかかった。
しかし、次の瞬間、彼の体がふわりと宙に浮いていた。

アレッ!?

勝原の体がしたたか地面に叩きつけられた。
すかさず山田が審判を下す。

「支え吊り込み足、一本!」

「そ、そんなワケねーだろ!」

そして、今度こそ慎重に掴みかかったつもりだった。
…しかし、その結果は…

「体落とし、二本!」

再び山田が審判を下す。

「こんなバカな…」

何とか起き上がった勝原を、今度は雅矢が攻める。

「大外刈り、三本!!」

ドゥと仰向けに倒れる勝原に山田が審判を下した。
しかし、中学生に投げられてついにブチキレた勝原は、その身を
起こすといきなり雅矢に殴りかかってきた。

「アレッ?? これは本当に柔道の稽古なのか??
空手かボクシングの間違いじゃないのか??」

敵の拳を易々と避けながら、無表情な顔で雅矢が問いただす。

「これは稽古じゃねぇ!!ケンカだ!!」

「そっか、ケンカなのか。…じゃ、オレも。」

その言葉と同時に、雅矢の右の拳が勝原の頬に炸裂した。
彼は木の葉のように吹っ飛び、白目をむいてそこにノビてしまう。
リーダーが一撃で倒される展開を見て、動揺する敵のメンバー。

「…コ…コイツ…。こうなったら、みんなでやっちまえ!!」

誰かが雅矢を総がかりで倒せと指示を出した。
そして傍らの山田にも目を配る。人を呼ばれると面倒だ。

「そのチャラいのも、一緒にフクロにしちまえ!!」

いきなり柔道着の高校生が山田に掴みかかってきた。
すると山田は左足を軸にしてキュッと回転する。

バキッ!!

「ワリーな、オレ、実は柔道より空手の方が得意なんだ。」

敵の顔面に回し蹴りをめり込ませながら山田が呟く。
その一撃で地面に崩れ落ちる高校生。
山田の回し蹴りはさらにもう2人、敵の高校生を地面に沈めた。
しかし、彼の活躍はここまでだった。
振り返ると、雅矢が残る全員をすでにKOしていたからだ。
地面にノビている奴らを見ながら、山田が深いため息をつく。

「あーあ、これでまた今の道場も破門かな??」

「仕方ねぇだろ。…ヤーマダ、今度は合気道でもやるか??」

「そーだな。ま、それでもいいか。」

毎日のように繰り返されるバトルの数々…
雅矢と山田が暴力の連鎖を断ち切り、ロハスな日々を送る
時が来るのは、まだまだ当分先の話である。


―――――――――――――――――――――――――――――――――


この先は、返り討ちにあった高校生の仲間にあたるワルの集団との
バトル、そしてワルを撃破した後に待っていたのは彼らの兄貴分に
あたるヤクザの襲撃、さらにそのヤクザを撃破したために暴力団に
拉致されて組の事務所に連行されるという事件へと繋がります。
この辺の展開は、第一巻の「それでもオレは謝らなかった」という
雅矢の回想シーンとリンクするという設定です。
アクションシーンが欲しいという要望に応えて、「体育祭」イベント
を参考にして描いてみました。
なお、「勝原」とは本編で出た2人の柔道部員「勝田」と「荻原」
の名前を足して2で割った適当なネーミングですので悪しからず。



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コメント

ご感想

こんばんわー。
あの柔道部とのエピソードをなぞるような感じですね。
アクションを書くのは難しいですけど、西森作品のバトルシーンを文字にすると、だいちさんが描いたようになるのでしょうね。ユーモラスなSSでした。
僕的には、中学時代は、きっとまーくんも山田も荒れていたんじゃないかなーと思います。そうしないとあそこまで悪評は起たないんじゃないかなーと...あ、僕の妄想です(笑)。

No title

kazuyk さんコメントありがとうございます^^
アクションシーンを文字で書くのも大変だなぁと思います。
だいちさんアクションシーンもしっとりとしたシーンもうまくて感心しちゃいます。
中学時代のエピソードはちょっとしかなかったのでいろいろ想像できますね~。相当ワルだったとか?!山田の中学時代の電子レンジな様子も見てみたかった!

中学時代

第一服を素直に信じて、まークンはワルではなかった…
ただ傍目にはワルにしか見えないために、ワルにからまれて
売られたケンカは全て買って、全て勝ち続けたために、
悪評に悪魔的なおひれが付いたんじゃないかな…と。
私の解釈では、彼らの過去はそんな感じなのですね。

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